四季折々の食卓のコーディネートや、SNSでも暮らしにまつわる発信が注目されている
ファッション・フードスタイリスト宇藤えみさんに、
SALONの「究極のおにぎり」を使って、
おにぎりのある1日のテーブルコーディネートを提案いただきました。

朝ごはん

真っ白でつややかな塩にぎりが引き立つ、
シンプルな朝ごはん。
具沢山のお味噌汁と、季節のお漬物を添えて。
実家に帰ってきたような、
安心感のあるテーブルコーディネート。
ほっこりとしたかごに載った、シンプルな塩にぎりには塩もみした赤かぶと、ぬか漬けを添えて。
「シンプルな食卓も、黄色いニンジンや、赤かぶなど、旬の色物を添えるとテーブルのアクセントになります。」と宇藤さん。
究極のおにぎり「鰹節」でお出汁をとったお味噌汁は、宇藤さんが地元で味わっていたという、麹が感じられる麦味噌がベース。母親やお祖母さんの影響も受けて、お味噌も自分で作っているそう。
「毎日食べたい朝ごはんだからこそ、華やかすぎず、頑張りすぎず。実家に帰ってきたような安心感のあるテーブルを、シンプルな食材をつかって丁寧に演出するのがおすすめです。」
朝ごはんのテーブルコーディネートに
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使用しているのは・・・
究極のおにぎり「塩」
田野屋塩二郎 for SALON
少量でも、塩味がしっかりと感じられる味わい。
お米の旨味をひきだしてくれます。
シンプルな塩にぎりがぐっと特別な一品になります!

昼ごはん

1日元気に過ごせるように。
開けたときにも元気がでるお昼ごはん。
旨味がたっぷりの鰹節でやさしく握ったおにぎり弁当。
お肉、お魚・・色鮮やかなおかずを、
竹のお弁当箱にぎゅっと詰め込みました。
究極のおにぎり「鰹節」をまぜ、すこしのお塩で握ったシンプルなおにぎり弁当。「おにぎり、おさかな、お肉と、バランスよくいれることは大事なポイントにしています。また、ふつうの四角いお弁当箱というよりは気分が上がるお弁当箱をチョイスしました。」
フードスタイリングでも、赤、黄色、緑の信号カラーを意識しているという宇藤さん。「地味でももちろん良いけれど、卵焼きや鮭など、何か1つ明るいものが入っていると、開けたときに元気が出ると思います。」
「鰹節」で出汁をとった出汁巻き卵、塩麴で漬けた唐揚げ、焼鮭とカラフルな色合いのお弁当。焼き鮭は出汁をとった後の鰹節をさらに水出しした出汁で1晩漬け、塩もみしているそう。「このレシピは究極のおにぎり「鰹節」の金七商店さんからのアイデア。1つの食材の出会いから広がる楽しみがありますね。」
お弁当に
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使用しているのは・・・
究極のおにぎり「鰹節」
金七商店 クラシック節 for SALON
クラシック節は普段も愛用している鰹節。
この「鰹節」は、鰹節自体に旨味がしっかりあるので
そのままでもおいしくいただけます。
おにぎりにして、時間が経って
お米が冷めてもおいしいです!

夜ごはん

ふだんの食卓と違った華やかさや、
味わいある料理とお酒で囲む、おもてなしの夜ごはん。
おなかも満たしてくれて、
おつまみにもなる梅ほぐしおにぎりと共に。
爽やかな白いうつわをベースに、
お料理が映えるテーブルスタイリング。
ちょこんとのった、究極のおにぎり「梅ほぐし」が、食卓のアクセントになるおにぎりのあるおもてなしのテーブル。
お酒を飲む人も、ちょっとごはんを食べたいなという人にも梅干しのおにぎりはぴったり。「おにぎりにおかずをのせるスタイルは、色鮮やかなテーブルになるのはもちろん、お酒や食事をしながら、調整して食べてもらえるかなと思います」
洋のお皿やテーブルに、竹の皮や笹の葉などを添えるのも宇藤さんらしいスタイリング。お庭の柿の木の葉っぱを使って料理を包んだりすることもあるそう。「来てくれたお客様に季節を感じてもらいたいなと考えています。今回は春らしい明るい白をベースにしていますが、冬になると濃いうつわを選んだり、夏はガラスやブルーのカラーを取り入れたり。見て季節を感じてもらえるスタイリングを心掛けています。」
おにぎりのあるおもてなしにあわせた色鮮やかなメニュー。"豚しゃぶとハーブのサラダ"は、ハーブとすし酢、お塩、究極のおにぎり「梅ほぐし」であえたもの。"海老と芽キャベツの金柑マリネ"は、隠し味にナンプラーが。シンプルに塩とオリーブオイルであえたキヌアや黄色にんじん、赤大根などを使った、からだ思いの"カラフル野菜のサラダ"。「華やかさはもちろん、お酒にあう調味料や味わいに仕上げるのもコーディネートのポイントです。」
ディナーに
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使用しているのは・・・
究極のおにぎり「梅ほぐし」
延楽梅花堂 for SALON
干すときにうまみがぎゅっと詰まったような甘味が、
塩味と梅の中に感じられます。
ほぐしてあるので、ごはんだけでなく、
お料理あえたりもしやすく使いやすいです!


おいしいおむすびのコツと、
おにぎりと宇藤さんの関係を伺いました。

研ぎすぎずに、お米のうまみを活かす
お米は、お水を少なめにして固めに炊くのがおすすめです。
おにぎりに限らず、お米は甘みやうまみまでを削ぎ取られないよう、軽めに研ぐのがおすすめ。
お水は少し。
手にとるお水は少量でOK。お塩も少量で手にすり込みなじませます。
「手に汗がでてくるのでその水分だけでにぎるイメージです。」
“ぎゅっ”とにぎりすぎない。
手のひらにお米を添えたら、力を入れすぎず、
"ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ"と、3回くらいで整えるように握ります。
「佐藤初女さんも同じ握り方。母からのアドバイスで、小さな頃から意識していました。」

ファッションだけでなく、
衣・食・住のスタイリングを手掛ける、宇藤えみさん。
instagramでも、各地の食やうつわなど、
くらしの楽しみを発信しています。
宇藤さんがフードスタイリストとして大切にしていることや、
「おにぎり」との関係について伺いました。
宇藤さんのinstagramでは、日々の食卓の中にも
「おにぎり」が登場しますね。
自分の落ち着くごはんのひとつが"おにぎり"です。実家からよく、持たされていたものがおにぎりだったので、ほっと落ち着く食べ物なのかなと思っています。
出産後、子育てをしながら生活している中で、スタイリストとしてSNSで発信をするときに「がんばらなきゃ。」と思う時期がありました。それでも0歳児を育てながら発信を続けていて、疲れてしまったことがありました。そのときに読んだのが佐藤初女(さとうはつめ)さんの本。初女さんの「食べる」営みで人々を癒し続けたの代表的な食べ物も"おにぎり"。色々考えずに、シンプルでいいんだ。と自分にしっくりとくるものを感じました。
スタイリストとして、華やかさだけでなく日本人らしい食生活も自分なりに伝えていきたいなと思い、そこから考えやSNSでの発信が変わりました。自分の方向性が見え、大事にしていきたいものになるきっかけになったものが"おにぎり"にあるのかもしれません。
おにぎりを通して、宇藤さんのフードスタイリングで大切にしていることは?
フードスタイリングは流行もいれますが、季節や受け継がれた知恵を大切にしています。基本のベースとなっているのは、祖母や母親の料理や知恵。みかん畑にお手伝いしているときに出てきた美味しいおにぎりの記憶を今でも思い出します。そんなたくさんの美味しい記憶があります。シンプルだけれど母の愛情がおにぎりには入ってくるのかなとおもいます。
自分も子供たちに与える環境が、母親の味になるのかなと。こういった自分らしいアレンジが加わって今のスタイリングがあると思います。
普段のフードライフスタイルで心掛けていることは?
お仕事も、普段も同じです。以前は華やかなファッション的なものを追いかけていましたが、今はそれだけでなく自分にしっくりくるものに囲まれて生活しています。お仕事も、自然と暮らしの中に入ってきているように感じます。
ファッション・フードスタイリスト
宇藤えみ
雑誌、広告などでスタイリングを手がける。
暮らしの四季折々の楽しみを提案するスタイリングを得意とする。
レシピ開発やブランディングなど”食”に関する活動も多い。
instagram: @emiuto