心も体も外見も美しくなるために、食べるだけじゃなく、
その先にある価値を見出したい。
おいしいのはもちろん、おしゃれだったり、サステナブルだったり……。
食べ物を“消化”することで、
幸せな気持ちになれる心の“昇華”を作り出す。
それが、SALONが大切にしていること。
その視点を通して、「モノ」「コト」「ヒト」を
紹介するプロジェクト「旅するSALON」。
SALONが扱うフードにまつわる場所を旅して、
商品が生まれた背景を取材。
暮らしと心をもっと豊かにするヒントをここで見つけて。
木漏れ日が優しく照らす森林の牧草地を、牛たちがのんびりと歩いていく。栃木県・那須のそんな牧歌的な風景のなかで生まれたのが、「バターのいとこ」。“ふわっ シャリッ とろっ”の3つの食感がおいしいゴーフレットは、関わる人たちすべてに“おいしい”を与えている、まさにサステナブルなお菓子。今回の「旅するサロン」では、生みの親である「GOODNEWS」の宮本吾一さんと「森林ノ牧場」の山川将弘さんを訪ね、その魅力を紐解いていく。
コンセプトは「GOOD LINKS, GOOD LIFE—よろこびの連鎖が豊かな食卓へ—」。那須で暮らす人々が地域の特性を生かしながら作った新銘菓「バターのいとこ」。牛乳からバターを作る際に大量に出来るものの、安価に販売されてしまう「無脂肪乳」の価値を高めるために誕生したこのお菓子は、ただおいしいだけではなく、酪農の可能性を広げ、雇用を作り、観光客を集め、地域全体をアクティブにする仕組みを生み出している。作り手、働き手、買い手、みんなが気持ちよくお互いをサポートし、エネルギーを循環させ、しあわせの輪を広げていく……。まさに“三方よし”なお菓子なのだ。